ぎゅっぎゅっして!ゆっくりがんばる成長日記

子どもの発達や成長について気付いたこと、感じたことを。 忘れないための備忘録的なブログです。

子どもの発達障害に気付くまで 1(出生時~生後)

~産まれてすぐ変だなと思う事が・・・~

 

お産は陣痛開始から約8時間(分娩室に入ってからは5時間程度)、超安産と担当医に言われた程楽でした。

お産の間、お腹の内側を力強く足で蹴り這い出す力を常に感じていました。とても足の力の強い子なのかしら?とぼんやり思った記憶があります。

今から思えば、お産自体も全て子ども主導だったのだなと思います。「出る!」という意志の強さを感じていました。

しかし産まれて間もない生後2日目、この時点で”あれ?”と思う事がありました。

初産だったので他の子と比較も出来ないので自信はなかったですが、「縦抱っこ」を要求している様子だったのです。

『首すわりももちろんまだ、目だってぼーっとしか見えてないはず・・・まさか縦向きだっこ?』

しかし翌日のことです。食べ終わった食膳を下げに行こうとした時、私は息子を縦向きだっこする事となりました。

 

大部屋の病室だったので他のお母さん達の様子が少しわかりました。赤ちゃんを旦那様や誰かに見てもらって下げに行ったり、誰かに片付けてもらったり、或いは赤ちゃんをベビーベッドに寝かせて下げに行ったり。これがいたって普通の風景かと思います。

私も同じ様に息子をベビーベッドに寝かせて下げに行こうと思いました。

 

しかし寝かせようとするとギャーーっと激しく泣くのです。

 

仕方ないのであやそうとしても泣きやみません。あやそうにも抱き方が心地悪いのか、腕から抜けようと危なくて仕方ありませんでした。

ですので恐る恐る縦向きだっこにしてみました(>_<)

しかし縦抱っこも何でもいいという訳ではなく、色々試した結果お腹とお腹を合わせる抱き方よりも、私のお腹に子どもの背中を合わせる「カンガルー抱っこ」の抱き方が一番好きな様でした。(たぶん周りがよく見えるからだったのでしょうね。)

すると不思議な事に抱き方を変えるとぴたりと泣きやみました。

子どもの目を見ると、目線の先は大部屋の出口に焦点を合わせている様でした。

下ろすと泣く⇔食器を片付けられない…

 

何度か繰り返し試みましたが子どもを寝かせるのは難しいと判断し連れて行く事にしました。

かと言ってカンガルー抱っこだとさすがに首がすわっていないので、左腕で普通の縦向きだっこをしたまま仕方なく食器を片付けに行きました。

途中たまに息子の顔を見ると、目がキラキラしていた様な・・・動く人々や病院内の物をしっかりと見ていた様に思いました。

 

今から思えば、この時既に

3つの兆候があったのかなと思います。

 

一つ目は、足の力の強さです。

上半身と下半身、バランスの取れた筋肉の付き方ではなく、下半身の方が力が強いという事。

これはこの先の成長にも関係してきているかと思います。

 

二つ目は、産まれた直後から目がはっきり見えていたのかもしれないという事です。

よく「産まれたばかりの赤ちゃんは視力がはっきりしない」と言われますが、息子にはあてはまらなかったのかも知れません。

 

三つ目は、お腹側の皮膚感覚が敏感、つまり感覚過敏です。

この3つは4歳近くになった今でも持っています。多少過敏さが薄れてきたこともありますが、基本は変わっていないと思います。

 

 

そしてこの3つ以外にも、この後どんどん難しい兆候が出始めます。

次回からは最初におかしいと思い小児科へ行く前にあった経過等を順次お話をさせていただければと思います。