子どもの発達障害に気付くまで 22(生後1歳9か月~)
~インターナショナルスクールへ~
※息子が1~2歳頃の振り返り記事の続きです。
とにかく昼夜を問わない泣き叫びの原因や理由を突き止めて少しでも改善しようと試みていた矢先の事です。
ある休日、子どもを乳幼児向けの少し大きな公園へ連れて行こうと車で出かけた時の事です。
自宅を出発して間もなく、ふと目に留まる建物がある事に気付きました。
帰宅して調べると、どうもそちらはインターナショナルスクールである事がわかりました。
HPからそちらの教育理念や方針を拝見し、すぐに何かピンとくるものがありました。
言葉が遅い*1割に数字を1~10まで既に英語で言える様になっていた事もあり、『英語が好きなのかな?』と単純な思いつきではありましたが、ちょうど良い学習になるのでは?と思えたのです。
と言いますのも過去記事(子どもの発達障害に気付くまで 18)で少し触れましたが、息子は表情への理解がどうも苦手な様子がみられましたので、英語教育の中で苦手な表情や感情も絵や写真を用いて理解を進めていただける機会があるのでは?と思ったのです。
そしてもう一つの大きな理由としまして、私自身が勉強できる時間が少し欲しかったのです。もちろん体は睡眠不足で限界に達しておりましたが、この時はもうゆっくり体を休める時間が欲しいとは思っていませんでした。
息子に起こっている事が何なのか・・・本当の事を知りたかったのです。
当初は悪魔の様に感じた息子の数々の行動も、よくよく考えてみれば悪気があってやっているとは到底思えませんでした。
ですから前々回の記事で子どもや自分たちの将来を悲観して一番最悪な事まで考えてしまった自分を猛烈に反省し、自分の対応に何か大きな誤りがあるのではないか?と思い始めたのです。
毎日泣き叫ぶ本当の理由を知りたい。
知った上で、出来るだけの事をしてやりたい。
そうした一心ですぐに見学をお願いし、1歳代からでも母子一緒に通える教室があるとの事ですぐに通う事に決めました。
母子で参加出来るという点はまさに渡りに船でした。
といいますのも、普段一緒に遊んでも同じ事の繰り返しで遊びの質が向上しないと感じていたからです。
とにかく私は育児に関わる事について何でもいいから学びたかったのです。
私も一緒に通う事で何かを掴めるかもしれない、と希望に胸を膨らませていた頃でした。
母子ともに、という事であればもちろんそれまでに児童館や保育園などの乳児向けプログラムなんかにも参加させていただいた事がありました。転勤や引っ越しが何度かありましたのでいろんな県の児童館へお邪魔させていただいたりもしました。
ですがどちらの児童館や保育園であっても息子の様子は全て同じだったのです。
児童館などの幼児向けプログラムではいくら制止しても笑顔で走り回って*2もっと小さいお子さん達をケガさせてしまうのでは?という事が多々ありました。こうしたイベントはじっとしていられない子どもは参加不可の様に感じられるプログラムばかりだったのです。
(絵本の読み聞かせや小麦ねんどで遊ぶといったプログラムは、当時の息子には本当に・・・本当に高いハードルでした。)
ですのでこのインターナショナルスクールの先生方が受け入れて下さった事でどれだけ私たち親子が救われたか…後々への影響を考えると計り知れない恩恵を受けた事になりました。
このスクールでの運命の出会いとも思える先生方と出会い、私たち親子は大きく変わっていく事になります。
少し長くなりましたので、また次回以降に続きをお話しさせて下さい。