子どもの発達障害に気付くまで 31(生後2歳~2歳1か月)
※どうも引っ越し以後通信回線が不安定な様で、なかなか思う様に更新出来ない日もあります(>_<)。大変恐縮ですが、当面の間は更新頻度が不定期であったり以前のブログでは一度にUPしていた内容を半分程度に分割して更新していく事になるかと思いますのでゆっくり更新ですが引き続きどうぞよろしくお願いします<(_ _)>
~生活の乱れ~
子どもが2歳当時の振り返り記事です。
↓前回お話しさせていただきましたが、
let-me-pick-you-up.hatenablog.com
子どもの感覚過敏(鈍麻)というキーワードに初めて出会い、内容を少しづつ理解していった頃でした。
その矢先にそうした感覚の鋭さ故に悩まされる事が起き始めました。
季節は初夏になり始めた頃。
『生活の乱れ』と小見出しに書きましたが、正確には乱れていった訳ではないのです。
春から夏にかけて徐々に息子の起床時刻が早まっていったのです。
それまでは7:00~22:00が息子の生活時間でした。*1
が、5:30~22:00と就寝時刻はかわらないまま起床時刻が早くなってしまいました。しかも既にお昼寝もしない事も多く、明らかな睡眠不足で不機嫌になる事もしばしばでした。
そんな息子の体調を考慮し、当時出来るだけ体力を削らない様にベビーカーか車に乗せて昼寝を確保しようと必死でした。しかし子どもの体調を最優先で行動した結果、また暑い時期へ向かうにつれ私の体調がもたなくなりました。
子どもが昼寝をしている間も私は家事もしくは運転。。。
夫の帰りは毎日21時頃・・・。
私たち家族はまた1年前と同じようにデススパイラルに飲み込まれようとしていました。。。
そしてとうとう精神的にも体力も限界を超えてしまう出来事が起こりました。
~限界→その後保健センターへ再度連絡する事を決める~
それはゴールデンウィーク中の事です。
その日は以前から計画していたトーマスのラッピング電車に乗りに行く事に。
天気もよく初夏を思わせる暑さでした。
目的の駅につくと可愛らしいイラストの描かれた電車に乗って大喜びの息子。沿線上の各駅にも途中下車する事が出来、可愛らしいイラストをたくさん見られてとても楽しい思い出となりました。
しかし終点で下車した駅で目に留まったのが”ハイキングコース”の文字。本来は電車に乗ってイラストを見て回るだけのつもりでしたが、とても心地よいお天気でしたので少しだけ足を延ばしてみる事にしました。
最初は平坦なコースが続いたので
「良いお天気で良かったね。でもそろそろどこかキリの良い所で引き返そうか?」
なんて話していた矢先です。
途中から森の様な雰囲気に変わり始めたと思ったら、道もほんの少し傾斜がつき始めました。
そこで突然息子のエンジンがかかりました。
つまり、山をグングン登り始めたのです。*2
おそらく感覚過敏(不確かですが前庭感覚かな?と思います)に起因する反応で、こうした少しの傾斜に敏感に反応する特性が出たのです。*3
他のお子さん連れの方も沢山いらしたのであまり不安に思わず歩いていたのですが、途中から本格的な山道になり装備面等で不安を感じ始めました。
何度か「そろそろ戻ろう」と息子に伝えました。
しかし一向に制止を聞いてくれない息子は坂をほとんど自力で登り切り、休憩所でお弁当休憩もそこそこ、また一気に降りてきました。
『2歳1ヶ月で(確か)往復6km強を歩き切るなんてごく普通の事なの?それも結構な山道なのに・・・』というのが当時の私の正直な感想でした・・・。
(今ならもっと純粋に褒めてあげられるのに、当時はそんな余裕が全くありませんでした。)
私と夫はヘトヘトでした。*4
一方の息子はといえば、大人二人がぐったりしている横で全く平気な様子・・・表情も楽しかったのかしんどかったのかさえもわからない、ほとんど無表情な様子。それより何より親の言葉を全く聞いてくれない様子。*5
こうした疲れ知らずな点と危険時に従ってくれない点に強く不安感を抱き、『やっぱりもう一度保健センターへ相談してみよう』と思うに至りました。
*1:2歳前なのに22時では遅いのは十分承知でしたが、無理矢理何とか22時に寝かせていた感じです。
*2:その山ですが、たぶん息子が小学生の今でしたらとても良いハイキングコースになると思います。最近も「また近々一度登ってみようよ」なんて会話が出るくらい清涼感のある清々しいお山でしたし、距離としても丁度良い長さなんです。
でも登山を軽んじた不十分な準備と、まだ当時2歳だった息子とまだまだ誰かをサポートするには軟弱すぎた私たち親にとってはとても厳しい登山となってしまいました。
*3:この斜面に対する特性は長じた今でも強くありまして、特に下り坂ではかなり強い刺激になる様で危険だとわかっていても走り出してしまいます>_<
*4:私たち夫婦の体力がなさすぎる、の一言に尽きると思います(笑)が、少なくとも私自身は新婚旅行先で山登りしてしまうくらい登山が好きで、この山も息子に付き合うくらいの体力はあると思っていました。
*5:今となればわかりますが、表情が追い付いていなかっただけでおそらく楽しかったのだと思います。充足感の中で多少興奮ぎみのあまり、外から聞こえる親の声もあまり耳に入らなかったのかなと思います。