発達の凸凹への対応 1 ~目標を立てる 編~(2歳2ヶ月~)
~好きな事を通じて子どもを伸ばしていく事~
子どもの発達障害に気付くまで 33で書きましたが、まず最初は”好きな事を通じて伸ばしていく”という事を始めてみようと思いました。
当時思いつく息子が『好きな事』と言えば
・電車、車、乗り物系
・太鼓をモチーフにしたゲーム(お買い物等でこのゲームの前を通ると何時間も居座りました。)
・水遊び
・魚
・数字、アルファベットなどの文字
くらい。いきなりこれらをすぐに生かせる方法が思いつかなかったです(;´Д`)
ひとまず暑い時期であった為、日中は水遊び、夕方少し涼しくなってから電車の見える公園で電車を眺める日々を繰り返しました。
(プール等での水遊びは、まだこの年は水そのものに入るよりも水に触れて遊ぶ事がメインでした。)
又、雨や暑さが厳しすぎる日は水族館へ行き、何時間も魚を眺めて帰ってくる日々でした。
大きい魚にも少しづつなれてきた頃です。
でもたったこれだけの事でしたがこうした事を続けるうちに少しづつ笑顔の日々が増えていきました。
(この過去記事を一番最初に書いた頃に当時の写真を振り返る事がありましたが、たった2~3ヶ月の間で本当に笑顔の写真が増えていく様子に驚いた記憶があります。)
~目標は自分なりに出来る事を~
以前より少しづつですが発達障がいについて勉強していた事を整理し、以下の様なやるべき事をピックアップしました。
その中で優先順位をつけ、
(1)愛着の形成
(2)怒らない=自己評価の改善、自己肯定感の育成
(3)感覚過敏・鈍麻への取り組み
(4)視覚優位への対応
(5)環境を整える
(6)予定の提示
(7)体の動かし方、運動機能の向上
この様な順番で実行していく事にしました。
本当は(3)の感覚過敏や鈍麻への取り組みを一番最初に進めていきたかったのですが、具体的な方法が私にはわかりづらくいつまでも疑問に残ったままでした。
この感覚過敏(鈍麻)によって息子は普段の生活の中で他人にはわからない苦痛や不快な思いをどうやら感じてしまうらしく、それが愛着の形成や不器用さなどにも大きく影響している事は安易に想像できました。だからこの感覚の不安定さを早急に何とかしてやらなければいけないなぁと感じていました。
ただわかっていても具体的にどうすれば良いのかわかりにくいもどかしさが当時はありました。
そこで、『今は出来る事からはじめよう』と、(1)愛着の形成や(4)視覚優位への対応・(6)予定の提示等から始めていきました。
次回以降、詳細をお話しさせて下さい。