発達の凸凹への対応 3 ~片付けの事など。 環境を整える 後編~(2歳2ヶ月~)
~危険な物は一切出さない~
さて、環境整備の続きです。
息子が2歳過ぎの当時は、
・包丁
・ハサミ
・カッター
・子どもの頭に落ちると危険な重さの物
上記の様な物は一切子どもが絶対に手出し出来ない場所に片付けていました。
ですから料理も夫がいる時だけでした。*1
覚悟を決めて全部片付けた時、正直ホッとしました。
これで「危ない!」と叫んだり怒ったりしなくて済むようになったからです。
(家事の時間が圧倒的に短くなって大変でしたが、その分子どもと向き合える時間が増えて結果的に良い方向に進みました。)
~睡眠~
息子は生まれて4ヶ月くらいから朝の日光に強く影響される様子がありました。
当時はきちんと日光を浴びればサーカディアンリズム(概日リズム)が機能していた様に思います。
又、本人もそれを無意識のうちに感じていたのか?日中は本能的に日光を求めていた様に思います。
ですから起床リズムは良い方で、夏は朝5:30には何となく目が覚めるのでした。
でも影響を受ける光は日光だけではありませんでした。
明るい蛍光灯は睡眠を妨げる要素となった様で、当時住んでいた家屋は住宅密集地にあった為、カーテンから漏れ入る街灯や隣家の蛍光灯が息子の睡眠を妨げていた事に気付きました。
気付いた時はすぐに遮光性が相当高いカーテンに交換し、どこからも絶対に光が漏れ入らない様にしました。*2
ところが「これで大丈夫!」、と思ったのですが、、、
今度は暗すぎて不安になり、「まっくらNO!!」と息子は大泣きしてしまう事になりました。
そこで常夜灯だけはつける様に切り替えた所、比較的落ち着いて眠れる様になりましたので4歳代まではオレンジ色の明かりをつけて寝ていました。
~最終的には引っ越しを考える~
上記の様な対応をしても、まだ難しい点が残っていました。
つまりそれは当時住んでいた家の立地でした。
うちの息子ですが、当時は脱走スキルが非常に高かったのです(>_<)
当時は借家でしたので玄関の鍵は元からあった2点に加えて工事が不要なタイプの鍵を1つ、合計3点で施錠していました。
それでもダメでした。
背が届かないはずなのに、棒か何かを使ったのかもしれませんがいつの間にか華麗な脱出を遂げていました(;゚Д゚)
そして悪い事に家のすぐ近くの道路は大きな国道の抜け道になっていまして、制限速度を大きく超えた車がどの時間帯でも往来していました。
ある時など、息子の脱出にすぐに気付いて追いかけた事があったのですが、その時には既に車とぶつかりそうになっていた所を通行中の自転車の女性に庇って頂いた事がありました。
その時はどなたにもお怪我がなかった事が本当に何よりだったのですが、どなたにも本当に申し訳なくて、自分自身を強く・・・強く責めた一件でした。
この件は今でも時折夢にみてしまう事があります。
もう二度とこんな思いはしたくない。
ですので道路への飛び出し対策としては・・・もう引っ越しを考えるしかない、とこの時強く思いました。
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こうして、少しづつ・出来る事から息子や私たち家族をとりまく生活環境を見直していったのでした。