ぎゅっぎゅっして!ゆっくりがんばる成長日記

子どもの発達や成長について気付いたこと、感じたことを。 忘れないための備忘録的なブログです。

感覚過敏・鈍麻への試み 口腔内 前編(2歳4ヶ月~)

~過敏さの中でもひと際目立つ口腔内過敏~

 うちの息子の感覚過敏の中でも一番周囲がわかりやすいのが口腔内の過敏さだと思います。*1

 

この口腔内の過敏さは小学生になった今でも苦しんでおります。

先日もちょうどサブブログで最近の事についてお話しさせていただきましたのでご興味のある方は読んでいただけると幸いです。

let-me-pick-you-up-d.hatenablog.com

 

 

~私の同級生の思い出~

思い起こせば私が小学生の頃の事です。

クラスに一人、息子と同じ症状で苦しんでいたクラスメイトがいました。

その子は給食で食べられない物が多く、又、食べる時間もとても必要とする子でした。

 

給食の時間が終わり、掃除の時間になってもまだ涙目で吐き気を必死でこらえながら教室の片隅で食べていました。

今思えばその子も同じ苦しみを抱えていたのだとわかります。今なら少しは助けてあげられたのかもしれないです。けれど当時は同情の気持ちはあったものの”ずっと食べているけど・・・何がそんなに大変なのかな?”と疑問に思っていました。

 

もちろん誰にでも一つや二つは嫌いな味があって、すごく時間がかかる時はありますよね。

でもそのクラスメイトの様子はあきらかに嫌いな味のそれとは違っていました。まだ当時の私は口腔内の食感や耳の中から聞こえてくる噛み砕く音の辛さなんて知りもしませんでした。

いや、知ろうとしなかったのかも…しれませんね。

 

とにかくあまりに辛そうな毎日に、そんな疑問を本人にぶつけるのも可哀想な気がして、その子にはその当時の気持ちはずっと聞けずに今に至ります。

 

そして今、息子が全く同じ状況になって初めて、当時の友達の気持ちが何となくわかる様になりました。

 

”とにかく気持ち悪い・不快だ”

”味は好きなのに何故か吐き気がしてしまう”

きっと・・・そんな感じだったのでしょうね。

 

現在私の息子も小学生になりました。

その友人と同じ様にまだ苦しみを抱えたままですが、今は学校や先生方の理解に恵まれまして、何とか過ごせております。

 

この環境に甘えず、少しでも緩和していけたらいいなと思っています。

 

 

口腔内も聴覚の過敏さと似た所がありまして、まずはしっかりと分析を。

 

・食感が嫌なのか?/音が辛いのか?

(→すりつぶしたりジュースなどにしてみるとどうなのかな?)

・苦手でも味は好きなのか?/味もあまり好みではないのか?

(→味が好きならすり潰してパンケーキに混ぜてみたり形を変えてみる工夫をしてみるなども良いかもしれません。※混ぜた事は包み隠さず本人に伝える事が大事だったりします。)

 

他にも色々考慮するポイントはあると思いますが、とにかく苦手すぎるのでこれこそゆっくり頑張りたいと思います。

 

 

 

※長くなりますので前・中・後編に分けさせて下さい<(_ _)>

*1:本人が一番辛いのは聴覚の過敏さかも?と思うのですが、聴覚過敏は他人から理解されづらいという点がある様に思います。