感覚過敏・鈍麻への試み 口腔内 後編(2歳4ヶ月~)
※前回の記事を書きかけのままでUPしてしまっていた様で、お読み下さった方には本当に申し訳ございませんでした。続きを加筆して再UPさせていただきました。何度も読んでいただく事になりお手数をお掛け致しまして申し訳ございませんでした。
~刺激物への鈍麻さ??~
息子の食に関しては食べ物全般困り事だらけではありますが、
実は好きな味というのも何となくある様です。
前回少しお伝えしたのですが、息子は苦手な食べ物が多い中、
ネギ、しょうが、にんにく、大葉
といった香味野菜は好きな様です。
ネギは生はダメですが、少し火を通すと刺激がなくなり香ばしさと甘みが増しますので良く食べてくれます。
う~ん、味覚が鈍麻なのか?それとも香りに繊細なのか?
ゴマも大好きなので、ひょっとすると香りの方かもしれません(^^;)(あ、じゃあ鈍麻じゃないのかも(;゚Д゚)?)
あとは昆布やしいたけなんかのうまみ成分にも良く反応している様に思います。特にグルタミン酸が好きなのかな?
それからお米の甘みやうまみ、魚の甘みやうまみには目がない様です。
ただしどれもほぼ単品食べです(笑)
先日なんて、つけ麺にスープをつけないでラーメンだけで食べていました。慌てて指摘すると
「甘くておいしいと思った。」とぽつり。
敏感なんだか鈍感なんだかよくわからない事もまだまだ多々あります。
まぁ、好きな食べ物がある事は良い事ですので、好きな食品は積極的に利用していきたいなぁと思います。
~大好きな食感もあります~
息子の場合食感も大きなポイントで、
例えばシフォンケーキやロールケーキ等のふわふわ食感が大好きです。
『いつも辛い感覚ばかりでは食べる楽しみを伝えられないかも・・・?』とある時思い立ち、幼稚園へ通いだした年から平日ほぼ2~3日に1回はどちらかのケーキを焼く様になりました。*1
「ボク、幼稚園で毎日がんばってる。」という息子に
「はいはい。」と言って差し出すのが日課でした。
それから、息子には副鼻腔炎にすぐにかかってしまいます。この病気、酷くなると苦い抗生物質を飲まなければいけないのです。
その苦いお薬を飲んだご褒美にはチョコレート。
チョコレートの味は抗生物質との相性が良いらしく、息子にとっては大好きな食べ物でもあります。これを決して噛まず、少しづつ溶け出す感覚を味わっている様です。*2
小さなブロックチョコレートを一粒。これだけで息子は薬をがんばる気持ちになれる様です。
もうね、この抗生物質の苦さと粉薬のザラザラ感の相乗効果が最強なんです(笑)
本当に苦手で、2歳代は薬を飲むのに2時間かかっていました。。。(^^;)ホント大変でした。
その食感を和らげる為に試行錯誤の結果行き着いたのはカスタードでした。
手作りで甘めにカスタードを作り、混ぜたらすぐに飲ませる様にしていました。
今はほとんどの薬はそのまま直飲み。そして相変わらずご褒美はチョコレートです(*^^*)
~2歳当時と大きく変わった事~
当時は
”ザラザラ”、
”きゅっきゅっ”、それに
”ガリガリ”(トースト等)もだめでしたが、最後のガリガリは結構大丈夫になってきました。
特にポテト系のスナック菓子やフライや揚げ物なんかもあまり硬すぎないものなら喜んで食べていますし、
刻み野菜のサイズも少しづつサイズUPしながら食べられるサイズを模索している感じです。
当時ダメだったもので、今は大好きになった食品といえば”牛乳”かも?
昨年まで通っていた幼稚園の先生方が少しづつ挑戦させて下さったおかげで大好きな食品が一つ増えました。息子にとっては1つ増える事がどんなに大切な事か(*^^*)。息子を支えて下さった方々に感謝ですネ。
それから知的活動が進んでくると、知識面をサポートしてみるのも良い手だと思う事がありました。
幼稚園の教材でいただいた『食育バランスシート』。
息子は何度も何度も読んでは
「これは食べられる、これは食べられない。」と確認したり、
自分が苦手な野菜を一覧に見つけ、”病気になりにくい体にしてくれる”役割があると理解していきました。
こうして目で見て知識を得る事も息子にはメリットがありそうです。
※この口腔内編を書いていると現在の息子の口腔内を改めて振り返る良い機会にもなりました。その辺りの現在の事についてはまたサブブログの方でお話しさせて下さいネ。