ぎゅっぎゅっして!ゆっくりがんばる成長日記

子どもの発達や成長について気付いたこと、感じたことを。 忘れないための備忘録的なブログです。

公園巡り(2歳5ヶ月~)に向けて―粗大運動への思い

ウチでは特に公園遊びを意識的に多く取り入れてきたのですが、そのきっかけや経緯についてお話しさせていただきたいと思います。(少し長くなりそうなので数回に分けてお話しさせてください。)

2歳半~今現在も継続している事になります。*1

 

 

~ぎこちなさ・・・可愛らしいけど不憫に思う~

2歳2ヶ月でやっと滑り台に成功した事は過去記事でお話しした通りです。

その際に動きがどうもぎこちなくて、腕や足の関節の曲げ伸ばし一度に複数の動作をする事が苦手そうだなぁ・・・という事に気付いたという内容まではお話しさせていただいたと思います。

 

でもぎこちなさって、幼児特有の可愛らしさにも思えるし、まだ様子を見ようか?なんて考えていた頃もありました。

ちょうど滑り台に成功した頃は初夏(といっても5月なのに30℃を越える日も多かった年)。息子君の外への要求で昼は水遊び、雨の日や夜は手先を使ったり本を読んだりとそれなりに毎日やる事があったので、私の公園遊びへの思いはひとまず置いておきました。

プールの近くに公園があれば、水遊び後に少し遊ぶ程度といった感じです。

f:id:let-me-pick-you-up:20171214141038j:plain

(これは2歳10ヶ月頃の写真です。最初はふらつきながら階段を上っていたのですが、この頃には重力不安などもみせずしっかりと手足を使える様になってきた様子がみられました。遊具で遊ばせる事にようやく安心し出した頃でもあります。)

 

 

 ~粗大運動への思い~

息子を見ていると、体を動かす時に”手を動かす”、”右手を持ち上げる”等の様に脳で命令している様子が見られました。

 

私も幼少期はそうだったのかしら?なんて考えてみたのですがそんな記憶はありません。じゃあもしそうだったとしても、一体いつから考えなくても多くの動きを自然に出来る様になったのでしょう?

 

特に自転車に乗る等では、
①腕でバランスをとりつつ、
②左右の手で舵取りをし、
③両足を常にこぎ続け、
④顔は前だけを見ながら障害物を確認、
⑤耳で後方等からの接近物に気をつける。

等、一度に沢山の動きを必要とされますね・・・。

今のままじゃ息子は苦労するどころか、

「出来ないから乗りたくない!」

と言い出しそうな気さえしました。*2

 

自転車だけではありません、生活の随所にそういった一度に複数の動きを必要とされる事はたくさんありますよね。

 

どうすれば上手に体を動かす事が出来る様になるか?

体の動きを都度考えながら操作しなくても出来る様になるにはどうすればよいのか?

 

答えはみつかりませんでしたが、やはり”遊びの中で伸ばす”事が一番なんだろうな・・・とぼんやり考えていました。

 

 

 

そういえば、全身の各所の動きを一番良くわかっている人達ってどんな人かな?と想像してみました。

例えば、ダンサーやロッククライマー、とび職等をされている方を思い出しました。特にロッククライマーの方は指先1本で体を支えたり、ダンサーの方は髪の毛1本の動きさえ計算されつくした動きを目指している様にも思えます。

 

そこまで自分の筋肉や体を熟知しなきゃいけない、という訳ではないのですが、息子の粗大運動の改善に何か取り入れられないかな?と思い始めました。

 

ダンサーを想像した時、すぐにお遊戯やリトミックといった事を思い出したのですが、その頃の息子はどうも音楽が急に鳴り始める事も苦手だし、大人の動きを見て模倣運動する事もどうも苦手な様子でした。

 

だから、まずは緩やかな傾斜を利用して、ロッククライミングの様に手足の順次的な動きをまず経験させてみようかしら?と思ったのです。

 

 

難易度はごく簡単なところから始め、

でも登り終えた先には楽しい事が待っている何かを探し始めました。

 

 

 

 

*1:引っ越し以前のブログ当時4~5歳の頃は『とにかく粗大運動を!』という思いだったのですが、幼稚園の年長頃から少しづつ手先の作業、つまり微細運動への意識が高まってきました。ですから小学生になった今一番に取り組んでいる事といえば手と目を連動して動かしていく様な協調運動ですとか手先を動かす事なのですが、もちろん今でもアスレチックや公園で体を動かす事は大好きですので暇を見つけては遊ぶようにしています。

*2:結局こうした紆余曲折を経て自転車は何とか幼稚園の年長の夏ごろに乗れるようになりました。が、やっぱり複数に一度の作業をこなす事は出来るけどぎこちないです(^^;