ぎゅっぎゅっして!ゆっくりがんばる成長日記

子どもの発達や成長について気付いたこと、感じたことを。 忘れないための備忘録的なブログです。

公園巡り3(2歳5ヶ月~)

~浮遊感のある遊具といえば・・・~

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浮遊感のある遊具とは・・・そうです、”ブランコ”です。
公園と言うと真っ先に思い浮かぶ遊具の一つではないでしょうか?
ずっと怖がっていた遊具でしたが、公園遊びを繰り返していくうちに息子もようやくブランコにも興味を示し始めました。公園巡りを始めて約2ヶ月程経った2歳7ヶ月の頃です。

きっかけは、当時の子供向け番組の今月の歌がタイムリーな事に”ブランコ”をモチーフとした曲だった事です(笑)『こうした事もきっかけになるんだ~(^○^)この子でもTVに影響される程に成長したんだなぁ。』なんて正直に思いました。

 

ですからこの時もブランコを前にして息子は歌のお兄さんや体操のお兄さんのマネごっこをしたがりました。
私に

「ママ、お姉さんの方(=お姉さんが座っているに座って)。」

と言うのです。

しかし、座るだけでもバランスが必要なブランコ。当時の息子にはこれを乗りこなすだけのバランス力や座位を支える腰周りの筋力が足りませんでした。
その日はとりあえず私が傍で支え、「出来る様に頑張ろうね!」と伝えました。

こうして息子のブランコに乗りたい気持ちを利用して、苦手だったバランスをつける訓練に移行していきました。(前回の記事の様な綱目を登る訓練でも手を使わなければバランスの強化になるかな?と思うんですが、もっと直接的にブランコに繋がる遊具での遊びに切り替えていきました。)

 

それが↓こちらです(笑)

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公園に良くあるタイプの動物さんです。(ただまたがって座るだけのものです。)
はい、当時の息子はこれに乗るのも四苦八苦でした。

というのも以前子どもの発達障害に気付くまで 3(生後4か月~9か月)で書きましたが、0歳代の発達の中で息子は何故か腰の据わりだけが際立って遅く、その影響は2歳を過ぎても感じられるところがありました。*1

この練習を始めた頃の息子はまだ少しでも揺れる事が怖かったみたいで、最初はただ座るだけのゾウやトラ等の動物さんに乗せていきました。
そうして数日色々な大きさに変えても腰がふらつかず、しっかり上半身を支えられる様になってきたら少しバネがついたタイプへと移行していきました。

こうしていくうちに、腰周りの力と万一落ちた時でもしっかり支えられる腕の力が出てきたと感じられた頃に再度ブランコに挑戦してみました。
最初の挑戦から約1ヶ月が経過していましたが、何とか私が支えなくても乗れる様になったという経緯です。


※その後ですが4歳を過ぎた頃、ようやくブランコで座って足こぎを始めました。実はバランス自体は作業療法などの療育でしっかりと取り組んでいただけたおかげで随分と向上しました。ただ・・・一度に複数の作業をする事が苦手なので、6歳を過ぎても危なっかしい動きのままブランコの技術はまだまだ発展途上という感じです(^^;

 

こうして何か一つが出来る様になると、新しい事に自分から挑戦する様子も見られる様になってきたのでした。

 

 

~見えない背中を想像する事~

前回記事で網目のアスレチックをご紹介したと思うのですが、ああした遊具や滑り台の効果がじわじわと効いてきた実感が後々出てくる事になります。

と言いますのも、遊具に背中を着けてみたり足の裏で綱の感覚を探る事が実は息子のボディイメージの弱さを少しづつ緩和してくれていった様に思うのです。

 

”自分の体の限界はどこか?”
”見えない背中や足の裏に物が当たる感覚はどんなものか?”

 

そういった経験を繰り返す中で、息子は次第に自分の体の輪郭を見えない部分も含めてイメージし始めたのだと思います。

楽しく遊んでいるだけだと思っていたのですが、公園遊びには色々な効果が(当時はわからなくても)沢山あって、それが発達を大きく促してくれました。

私自身が運動音痴でおまけにひどい猫背なので、こういった特性の子には(個人によって部位は違うけれど)ひょっとして育ちにくい筋肉があったりするのでは?と思っています。それを少しでも解消できればと思い公園遊びや水遊び等の外遊びを一生懸命頑張ってきたのですが・・・

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どんな公園にいっても自分なりに遊具を楽しんでる息子を見るのが本当に楽しかった頃でした。

 

こうした頃から、この後公園巡りを続けていく事なりました。

 

 

 

*1:全くの余談ですが、当時周囲では同じ年頃のお子さんはお母さんの自転車に乗る子も多くいらっしゃった訳ですが・・・うちの子の場合こうした経緯から私の自転車に乗せるなんて事は・・・とてもじゃないですが難しかった様に感じていました。