ぎゅっぎゅっして!ゆっくりがんばる成長日記

子どもの発達や成長について気付いたこと、感じたことを。 忘れないための備忘録的なブログです。

好き・嫌い・興味のない項目(2歳11ヶ月)

家庭では運動や愛着の形成といった事を優先して息子と接してきたのですが、それは以前発達検査を受けた時に
*姿勢・運動→90台
*認知・適応→70台
*言語・社会→90台
という結果からの為でした。


『言語・適応』の項目が他に比べて少し高かった為、知識や概念の獲得は比較的得意と思い家庭ではあまり取り組まず絵本や図鑑を一緒に見る程度に留めていました。

どちらかと言えば、そういった点はプレで教えてもらえたので今は少し置いておこうといった感覚でした。

 

 

~プレで教えてもらった事を通じて~

でもある時ふと・・・息子の知識に極端な偏りを感じました。

 当時は寝る前に1時間程絵本や図鑑を読んでから寝るという習慣でしたが、その中でプレで頂いた日常や身の回りに関する写真図鑑を読む事も日課でした。

その写真図鑑にある項目は大体プレで学習済みの項目でしたので、間もなくプレも終わりとなる3学期に入った頃、そろそろ全ページを通して振り返ってみようと息子と見ていたのですが、どうも得意・不得意、好き・嫌いが結構はっきりしていました。

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*-*-*好きな項目*-*-*
・料理
・食品
・動物
・昆虫
・天気
・四季
・祝日
・月、曜日、日
・形
・数字
・色
・アルファベット
・乗り物
・楽器

*-*-*嫌いな項目*-*-*
・体のパーツ
・顔のパーツ
・動作、行動

特に表情についてのページで赤ちゃんの泣き顔の写真は手で隠してしまう等、激しい反応を見せていました。
その中で、

*-*-*どちらとも言えない項目*-*-*
・指

という少し奇妙な項目もありました。
各指の名称や手についての写真だったのですが、何度か見ている内に『ま、指は嫌いじゃないかも?』という程度の反応を見せる様になりました。(というかそのうち好きな様子をみせる様に・・・。)

 

その他にも、
*-*-*興味のない項目*-*-*
・家電やリビングにある道具
・お風呂、寝室の道具
・キッチンの道具
・文房具
・庭の道具
・遊具の名前
・(乗り物以外の)おもちゃ

道具関係の項目は毛嫌いする様子はないものの、ページを眺める時間も短く覚える気も無い様子。一方キッチンの道具ではスプーンやフォークに反応したり、リビングの道具でも電話やテレビには反応していましたので、”知っていて、自分が好きな物”には理解を示していた様です。

 

こうして改めて整理してみると息子の概念への理解の仕方に少し興味を覚えました。
実生活で見覚えのある物は”わかる”・”好き”に入り、
”手”以外の体に関する項目はいつもは(自分のパーツが)見えにくいので自分の体にある物という意識が乏しいのかな?といった感じです。

(体や表情は自分ではなく他人にある物なので嫌いな項目に入ってしまうのかしら?とうまく説明が出来ないのですが、自分の体への意識の希薄さを感じたのです。)

そして、手を使う作業は苦手=道具関係は操作が苦手な物が多く、実生活で周囲にあるものも多いのに”面倒な物”としてあまり注視せず過ごしているからかな?と思いました(笑)

 

 

~実体験を増やす~

こうした観察から、嫌いな体や表情に関する項目はボディイメージを理解する経験を通じて、興味のない道具関係の項目は自分で使ってみる経験を増やしていく事で理解を深めていくのが一番良いのかな?と思いました。

 

ただし、あくまでも楽しみながらやってみようと思いました。

あまり無理に経験させる事よりも、楽しく遊びながら体の限界やボディイメージを掴み取る感覚を優先して一緒にやっていければ良いかな?と。

 

道具関係は使い方よりも、その道具を使うとどんな事が出来るのか?や使う楽しさを、
例えば
・”やかん”を使うとお茶が作れる、
・”ボール”+”オーブン”→”ケーキ”を作る
といった事を伝えていこうとこの時思いました。