ぎゅっぎゅっして!ゆっくりがんばる成長日記

子どもの発達や成長について気付いたこと、感じたことを。 忘れないための備忘録的なブログです。

プールとバスの旅4 ~待つ手順を知る編~ (3歳4ヶ月~3歳5ヶ月)

~スライダーの滑り方~

最寄のプールにもなれた頃、少し遠方にあるプールにも通い始めました。 

こちらは浅めの幼児プールやスライダー等があり、子どもや家族づれで連日賑わうプール。息子もすぐにここを好きになりました。

 

特にこちらのスライダーが大好きになり、ここで順番待ちの基礎を教えてもらいました。他のプールにもよくある普通の滑り台なのですが、監視員さんたちが大らかな方が多くてほのぼのと見守っていただけたんです。(これがよかった(笑))

(1)3列に並んだ滑り台に全員が着席し

(2)監視員さんがピーっと笛を吹く

(3)3人同時に並行して滑る。

ただそれだけなのですが、3列そろって滑る事で他の人達の動きを確認しながら滑る。
→見てわかりやすい事で、息子にはルールが理解しやすかったみたいです。

 

最初はフライングばかりでしたが、
「大丈夫だよ、危なくないようにちゃんと見てるからね。次は頑張ってね。」なんて声をかけてくれる監視員さんの目をじっと覗きながら、息子も次第に笛を聴いてから滑る事が出来る様になっていきました。

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↑真剣に”見る・聞く”をする息子でしたが、必死過ぎていつも前傾姿勢なのでした。

 

~スライダーの待ち方~

ルールを理解し、自分もそれに従える。
言葉には表しませんでしたが息子はそんな喜びを感じていた様です。

楽しくて楽しくて。飽きもせず朝から営業終了までずっーーーーーと滑り続ける日もありました。こうして好きな事を通じて少しづつ周りの事が見える様になっていき、プールからスライダーへの移動も走りたい衝動を抑えて歩ける様になっていったのです。

 

そしてスライダーのおかげでプール以外の実生活でも順番待ちが少しわかる様になった所がありました。それは公園の滑り台です。

この頃はまだまだ私が横に着いていなきゃ出来なかった滑り台の順番待ちですが、『プールのスライダーと似てるから大丈夫かな?』と思い、試しに

「前の人の後ろについて行きなさいね?」

と伝え息子一人で並ばせたところ、公園の滑り台でもソワソワしながらも並べる様になりました。*1

 

 

 

~楽しいから頑張れる~

スライダーを滑る手順を何とかマスターしようとしていた息子の様子は、私から見れば息子は充分頑張っているなぁと思える様子でした。
しかし他人からみれば『???』と感じる方もいらっしゃったかもしれません。というのもいちいち立ち止まっては”えーっと、どんなお約束だっけ?”と思い出す様子が普通の人からみればもどかしかったんじゃないかなぁと思える程たどたどしかったからです(^^;)

 

そこで約束事を”短文+数字”をつけて伝えました。彼が思い出しやすくなる様にする為です。
①歩いて移動
②順番に並ぶ
③順番が来て座ったら監視員さんの目を見る
④”ピッ”と鳴ったら滑る
(⑤滑り終えたら速やかに水から出る)

 

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こんな風に手順を伝えてみると
「①あるく、②ならぶ、③ピーでゴー」と自分で言いながら実行していました。

安定して出来る様になったら更に一つ手順を増やすなど、いろいろ試してみたりしました。こうした事で本人も順番待ちやスライダー遊びに対して自信をつけていった様に思います。

 

”指示はわかりやすく、短文で。”

やっぱりこれが大事ですネ。

 

 

 

*1:これはスライダーと似ていたから、とか人が少なかったから、など条件が揃っていたから出来た事で、本格的に順番待ちの本質を理解して自らならべる様になったのは小学生になった頃です。