プールとバスの旅5 ~ぎゅっぎゅっしての始まり編~ (3歳4ヶ月~3歳5ヶ月)
~おそるおそるおやつを食べてみる~
プール遊びって体力を使いますよね。それなのに当時の息子はほとんど既製品のおやつを食べられなくて困っていた時期がありました。
最初のうちは手作りのシュークリーム等を準備しておいて、帰ったら食べるという流れにしていました。
しかし、すぐに帰宅するまで我慢出来ずに不機嫌になる様になりました。
炎天下で保冷剤を詰めたお弁当でも精一杯な暑さ。おやつを準備してやりたくてもその頃息子が何とか食べられるおやつといえば手作りの生菓子系しかなく・・・。
帰る時刻を早めるしかないかな、と思い始めた頃です。
ふと立ち寄ったコンビニで、息子がお魚の形をしたスナック菓子を目にし「食べてみたい!」と言いました。
・・・かりっ。
おそるおそる、しかめっ面をしながら噛み締め一言。
「おいしい。」
それ以来、市販のスナック菓子などを挑戦する様になりました。
お菓子だけでなく、例えば帰りに寄ったスーパーで試食のウィンナーをもらって挑戦してみたりと、食に関して挑戦する様子が良くみられました。
お腹が減ったら色々食べてみようという気になったんでしょうね(笑)
こんなところにもプールの良い効果がありました。
~ぎゅっぎゅっして!のはじまり~
楽しい事も失敗も、その夏はプールを通じて多くの事を学びました。
夏も終盤にさしかかったある日の夜、寝る前に息子にこんな風に語りかけてみました。
「今日も楽しかったね!もう少しで夏休みも終わり。また明日もいっぱい遊ぼうね!」
すると
「うん!」と大きく返事をし、
「ママ、ぎゅっぎゅっして!」と要求を伝えてきました。
弱めよりも少し強めの方が良かった様で、「ぎゅっぎゅっ」と言いリズムをとりながら何度か抱きしめてやるとスヤスヤ~と寝入ってしまいました。
オキシトシン大量分泌中、という感じでしょうか!?
元来、息子には入眠困難な所がありましたので安眠している様子がとても意外でした。
こうしてこの日から8ヶ月程、こうした入眠時の儀式が続くようになりました。
「もう3歳半なのに、このままでは甘えん坊になってしまうんじゃないかしら・・・。」
なんて事は全く考えませんでした。というよりも『遅れてきた愛着形成期がやっと来たのかなぁ』なんて受け止めたのでした。
※長くなりましたプールのお話しはこれでひとまず終わりです。
お付き合い下さりありがとうございました。