ぎゅっぎゅっして!ゆっくりがんばる成長日記

子どもの発達や成長について気付いたこと、感じたことを。 忘れないための備忘録的なブログです。

外遊びでの逃走防止策(2歳8ヶ月~)

※このメインブログでは今現在の我が家のお話しはほとんどしてきませんでしたが、この春まではちょっとゴタゴタが続いておりましてブログを書く事が難しい状況にありました。でも今はたくさんの方々に支えていただきながら復調する事が出来ましたので、こちらのブログも細々とではありますが再開しようと思います。

 

私、今更なのですがようやく最近『光とともに・・・』という自閉症の方を題材にした超有名なマンガを読み初めておりますが・・・私自身が未来の誰かに伝えたい事の多くがこのマンガに描かれているんですネ。なので『私がこのブログで改めて言いたい事って何だろう?』と読みながら思ってしまう事もありまして、少しブログを書く事から遠のいてしまった事もあったのですが、『光とともに・・・』と同じ様な内容になっても異口同音の効果もあるかな?と改めて思いまして、今後もとりあえず我が家の過去の足跡を書き進めて行こうかなと思っています。

 

 

 

 

 

~逃げ足の速さに悩む日々~

当時はまだまだ問題山積みで本当に大変な事もまだまだありましたが周囲の方々に支えられながら私たち親子が成長していく実感があって明るい芽生えを感じた日々でした。という事で今回はその大変だった事の一つ、散歩時の逃走防止策の記事です(笑)
書き進めてきた幼稚園選びの頃より2ヶ月程少し遡りますが、冬季の外遊びでの出来事を記録させて下さい。

 

~外遊び中に~

 暑い秋の日が続いた頃です。
療育も始まり息子への対応方法も少しづつわかり始めてきた頃ではありましたが、外へ出ればまだまだ指示が通りにくい事も沢山ありました。

特に玄関から出た瞬間や公園遊びで何かに目移りした瞬間等です。*1

『これは危険すぎて私の精神が持たない・・・何とかしなければ。』
と常々思っていました。

私の手が汗をかきやすいからか”手を繋いでくれない・・・”という事にも随分悩みました。1歳代からずっとそうでしたので、手つなぎは長い間改善されない事でした。

でもひょっとすると冬になれば感じ方も変わるのでは?と思い少しづつ意識的に手を繋ぐ練習を始めていきました。

 

 

~こだわりを利用~

しかし・・・

やっぱり感覚過敏が関係しているのか、すぐに改善される目処が立ちませんでした(笑)ですので長期戦を覚悟し、当面は手をつなぐ事は諦めてまずは逃走防止に効く何かを検討しました。

 

『本人が飛び出すよりも強く興味を示す事が何かないかしら・・・』と考えた末に、

・外出する際の玄関での逃走→息子に鍵をかけさせる(鍵へのこだわりを利用)
・公園等での逃走→ふわふわジャケットで思い留まらせる(触感へのこだわりを利用)
この2つで対応を始めました。

は以前からずっと息子が気にしていた物でしたが、不器用さで鍵穴に挿す事も回す事も大変時間がかかっていました。
準備等に時間がかかり、バタバタ出る事が多かったので「ごめんね」と私がやっていたのですが、時間の割り振りを改め5分以上鍵かけに予定を割く様にしました。

こうして玄関での逃走は治まりました。


私のふわふわジャケットは息子が好きな触り心地の生地で、外遊び中にパッと逃げてしまう時に
「抱っこするよ、ふわふわだよ~!」と声を掛けると高確率で戻ってくる事が多かったので使う様になりました。

 

f:id:let-me-pick-you-up:20180507143705j:plain

(↑体型がバレてお恥ずかしい限りですが(^_^;)記録として着用していたジャケットの写真を貼っておきます。当時の外出時にはこのふわふわジャケットを必ず着用していました。)

抱っこは大変でしたが、逃走されるよりはマシでした。逃げられる精神的な負担よりも息子の体重の方が軽いなんて発達障がいならではの思いかも知れませんね。
(子ども用のリード等も考えましたが、本人が何かを着けられる感覚を嫌がりそうだったので導入しませんでした。)

 

 

~手つなぎの練習は継続~

結局手つなぎの練習はそれとなく続けていたものの、あまりはっきりとした成果が出ないまま冬を終えてしまいました。

 

対処療法的に使っていたふわふわジャケットも夏になるとさすがに使えなくなり、また違った方法を考える必要が出てきました。
手を繋がなくても逃走しなくなる方法を見つける方が良い様な気も・・・なんて思い始めました。
という事で手を繋いで歩く事逃走防止を少し分けて考える事にしました。

 


しかし入園準備に明け暮れ、そのまま幼稚園も始まり対応策は少し先に実施していきました。
またその頃に差し掛かりましたら続きを書かせて下さい。

 

*1:外出時の猛ダッシュはおそらく室内外での明るさの極端な差に驚いたりしていたのではないかな?と思います。その他の逃走にも色々理由はあるのだと思いますが、とにかく日々常々ADHD的な多動や不安感などからくる多動ですぐに高速ダッシュで逃げる感じでした。