ちぐはぐな発達 ~知的活動と身辺未自立~(3歳10か月)
3歳10ヶ月頃の息子の発達の様子についての振り返りです。
得意な事と苦手な事が今以上に顕著だった頃の様子です。
~天体(太陽系)へのあこがれ・理解~
4歳を目前に控えた当時、息子は相変わらず天体が好きでした。
相変わらずというのは、幼稚園の前に通っていたインターナショナルスクールのプレ教室で教えてもらって以来ずっと・・・という事なんですね。
その記憶がよほど鮮明だったのか、耳鼻科の帰りなんかに通っていたスクールの前を通ると、
「僕、Planets(天体)が好き。あそこで教えてもらったね。」
と太陽系の天体について教えてもらった事を思い出し話し始めるのです。
スクールでは太陽+月+惑星(+冥王星)についてまでは英語で教えていただいたそうで、プレを卒業した後は絵本や科学系の雑誌を自分で読み、木星や一番好きな土星の衛星に対する知識を更に覚えていきました。
当時は図書館で借りてくる本や口ずさむ歌も太陽系に関するものばかりでした(笑)
~身辺自立が進まない~
知識に対する強い要求の一方、身辺自立については気がかりでした。
いつまでたっても身辺自立しないのです。
スプーンはプレで一生懸命教えていただいて2歳3ヶ月でやっと使える様になった訳ですが、でも最初に苦手だった事って・・・やっぱりいつまでも苦手意識がある様です。(きっと体幹の弱さとか手と目を連動させて動かす協調機能が苦手だからで、何年もかけて取り組んでいかなくちゃいけない事なのでしょう。)
だから家では
「ママやって?」
と。*1
その他にも服の着脱、トイレ、歯磨き、、、
「天体より自分の事自分で出来る子の方がカッコいいよ?」
と、焦る気持ちからつい言ってしまっていました。
そして口にした事を反省。
天秤にかけてはいけない事とは理解しています。
好きな事を否定しては可哀想だとも思います。
でも自立する気持ちや姿勢が少しでも見えれば私の不安感も払拭される気がしますが
自分で何とかしようという気持ちが見えなくて子どもを責めてしまっていました
夜10時を越えてもまだ寝ずに遊び続け、寝る準備をする姿勢も見えなくて、当時はよく叱っておりました。
そんな時です。
「ごめんなさい、もうしません。」
怒られた時の反省の言葉、どこかでおぼえたのでしょう。
反射的に出たその言葉に、私は戸惑いました。
怒られた理由はきっとわかっていないはずだと思ったからです。
(半ば私もいつまでも身辺自立しないのでは?という気持ちから感情的に怒ってしまった事でしたから。)
理由もわからないのに、私の表情や声色で怒られたと感じたのか・・・
そう思うと切なくなりました。
少し、身辺自立のやり方を再検討して、怒らず接する事やもっと明確な長期的目標を立てようと思いました。
出来ない事を子どものせいにして𠮟りつけるだけではこの子は育たない事は百も承知でしたから。
その為には、目で見ていない事が多い服の脱ぎ着には鏡を利用してみたり、手順書をイラスト付きで描いてみるなどの工夫をしてみる事にしました。
*1:今から思えば要求が出てきたと喜んであげればよかったのですけれど、当時はその余裕もありませんでした。