ぎゅっぎゅっして!ゆっくりがんばる成長日記

子どもの発達や成長について気付いたこと、感じたことを。 忘れないための備忘録的なブログです。

子どもの発達障害に気付くまで 10(生後1歳4か月~)

断乳のこと~

当時1歳4ヶ月の息子ですが、前回記事の追記に書きました通りとてもひどい偏食だったのです。

 

let-me-pick-you-up.hatenablog.com

 

色々試したのですが、一向に食事の内容が改善する兆しも見えませんでした。

そこでネットで調べると「断乳すると食べる様になった」との複数の書き込みを当時見たのです。

いつまでも母乳だと虫歯になるとの意見もあり、思い切って断乳をする事にしました。

 

 

その日の朝、最後に十分授乳したあと、胸に黒いマスカラで笑顔の絵を描き、「バイバイしにきたって言ってるよ」と息子に伝えました。

 

これもネットで見た断乳方法の一つとして紹介されていたので半信半疑で(いえ、ほぼ十中八九ダメだろうと)息子に見せてみました。

 

すると今でも当時を思い出すと笑えてしまうのですが、息子は何度も何度も胸に描かれた笑顔を確認しに来ました。

そして、「ばいばい。」と手を振りながら一言。

案外あっさりした別れ際。

もっと大泣きするかと思っていましたが、しかし内容は理解している様でした。

 

今まで何を話してもずっと私の言葉なんか聞いてくれていないと思っていたので、私の言っている事が理解出来ている事に涙が止まりませんでした。*1

 

 

その日一日何度も確認には来ましたが、結局母乳を飲む事はありませんでした。

 

そして翌日も。(翌日も念のため顔の絵は描いておきました。)

 

 

 

 

2日後、「そういえば母乳を飲んでいる写真、一枚も撮っていない!」という私のエゴと、笑顔の絵を描かなければどういう反応をするのだろうという興味から、絵を描かずにいた所・・・

案の定飛びついてきました(笑)

(この二日間飲まなかったのは、単に胸に描かれた絵が気持ち悪かっただけかもしれません。)

ただそれを最後に、本当にあっさりと断乳しました。6月末の事でした。

 

 

この断乳から、私自身が母子分離を意識した育児を始める事になりました。

 

つまり、私は何か物を取る為のクレーン(道具)ではなく人間であって、会話やコミュニケーションによって行動を決定していく事を子どもに教え始めたのでした。

 

 

※ただ、結局断乳によって食事の内容が向上する事はなく、偏食なのは感覚過敏がある為だと後々わかりました。それを知ってからは、断乳をこんなに早める必要はなかったな・・・というのが正直な気持ちです。

 

 

 

*1:今から思えば視覚優位だから胸に描かれた笑顔の絵は耳からの指示よりも視覚的訴求力が高く、理解がスムーズだったのですね。