ぎゅっぎゅっして!ゆっくりがんばる成長日記

子どもの発達や成長について気付いたこと、感じたことを。 忘れないための備忘録的なブログです。

甘やかしと甘えさせるの違いとは? その3(2歳代~現在まで)

~評価(アセスメント)の重要性~

 

前回では、『しっかりと家族に受け入れられている感覚』を息子に伝えていこう決意した事をお伝えしましたね。

 

しかしそうはいうものの、探し始めた当初は正直どうすれば良いのか具体的な方法が検討もつきませんでした。

ですので仕方なく最初は手探りであれこれ思いつくところから始めていきました。

 

 

まずは叱らない

手始めにまずは怒らない育児であるとか、何でも出来るだけ「いいよ。」と肯定して受け入れる育児を進めてみたのです。

 

ところが、これが意外な事にすぐに成果が出始めたのです。*1

本当に驚くほど・・・ぐんぐんと息子が伸び始めたんですよね(^^;)

『自己肯定感や自己有能感ってつくづく大事なんだな・・・。』と、こうして成果を実感していく事になりました。*2

 

 

しかし欲を掻くと・・・

が、成果が早く出るとも早く出てしまうんですよね。

『そろそろ色々出来てきたんだから、ちゃんとしつけもしなくちゃ。甘やかしてばかりじゃあ本人も伸びないわよね。』と。

 

そうなるとついついまた「ダメ!」を口にしては息子の状態も後退し、また「ダメ」を我慢しては息子も前進するという波の様な状態を何度も繰り返してきました。

 

同じ状態を何度か繰り返すうちに・・・ふと思ったんですよね。

『ダメ、と言わなくちゃいけない状況に追い込んでいる自分の技術がまず甘い。それに何より、何でも”甘やかしちゃダメだ”なんて色々な事をまとめ過ぎているのでは?』

と。

 

息子の能力がまだ不十分なのに出来ない事を無理にさせる事でさえ”甘やかさない、厳しいしつけ”と思い込んでいたんですが、

これって単なる”無理強い”ですよねllllll(-ω-;)llllll…

 

 

無理強いに気付く

”甘やかさない”って、”無理強いする”事ではなくて、

例えば足を骨折している人に「全速力で走れ」なんて出来ないオーダーを出すとか

丸坊主の人の「三つ編みにしろ」と言っても無茶振りなだけですよね。

 

だから最初から一貫して「こうしなさい」とする方針ではなく、その時々で息子が出来る事(能力)を正確に評価(アセスメント)する事や、

その上で出来ない事は『今はやらない』と決める事も大事なんだなと気付きました。

 

ただしその時出来ない事も放置ではなくて能力の芽生えを見極めながら

出来そうな時は促していく様にしよう、と。

そして評価も都度見直せばいい。

 

そうすれば自然と無理強いが発生しなくなりました。

(続きます。次が最後です)

 

 

 

*1:何でも「いいよ」と答えるのは実はなかなか難しい事でして、どうしても「いいよ」と応えてあげられない時は、彼が何をすれば「いいよ」と応えてやれるかの条件を伝えていく様にしました。

あまり良い例が挙げられなくて申し訳ないのですが、例えば深夜22時を過ぎてもまだ遊びたいと訴えてきた場合は、「お布団で、あと1回だけね。いいよ。」といった感じです。

 

*2:自己肯定感や自己有能感は以前にご紹介した言葉ですが、

「ボク、大丈夫だよ!」と自分を認めてやれる気持ち(=自己肯定感)や

自分もやれば出来るんだという気持ち(=自己有能感)を指す言葉だそうです。