子どもの発達障害に気付くまで 18(生後1歳6か月~1歳8か月)
~繰り返す水たまり遊び~
息子が1歳半当時の振り返り記録の続きです。
当時外遊びに毎日5~6時間。
といっても子ども本人は歩きません。
少し歩くと抱っこをせがむ。
(子どもには帽子、お茶、おにぎり等を用意していましたので子どもが体調を崩す事はなかったです。)*1
ベビーカーは何故か嫌がり、抱っこ紐等も夏ですぐに暑くなってしまうので使えませんでした。
そんな折、季節は少し移ろいで秋めいた頃になりました。普段の道も雨で大きな水たまりが出来る事が増えました。
いつもは洋服が少しでも濡れる事を嫌がるのに、息子はそんな水たまりを見つけると自ら抱っこを抜け降りて水たまりに入っていきました。
これは10月初旬のまだ暑い日の一枚。
残暑が厳しい年でしたので、こうした水が気持ちよかったのでしょうね。最初はおそるおそる・・・でも靴や服が濡れたらもう何も気にせずひたすら走り続けていました。
車の通りも人通りもほとんどない道だったので、本人の好きにさせてみました。(本当はダメだと思います(^^;))
結局1時間以上、何度も何度も水たまりを駆け抜けていました。
その2週間後も同じような写真が残っています。
当時1歳7ヶ月目前。にしては躍動感のある写真に仕上がっておりますが(苦笑)そのくらいとにかく足が速かったので車や自転車への注意だけで精一杯でした。*2
一度ハマると同じ様な遊びを繰り返し、しかも何時間でもやり続ける。
もう、怒る元気もなくなっていました。
少しも笑わず真顔で一心不乱に水たまりを駆け抜ける息子。
『表情からはちっとも楽しそうに思えないのに、これだけ繰り返すという事は楽しいのかな?』
そうです、この時ぼんやり気付いたのは、表情と心情が一致しないのではないか?という事です。
(息子と接するうちにある突飛な考えが頭を離れなくなりました。それは『表情さえも、人間にとってはコミュニケーションの一部。つまり誰かが見ているから表情を変えるのであって、誰の事も気にしないなら表情での感情表現はしないものなのでは・・・?』という事です。しかしこうした考えにはっきりと気付きだしたのは息子が3歳目前になってからの事で、それまではまるで暗中模索の様な状態でした。)
さて。。。
これまでに表情なんて生まれつき身についている事だと疑ってこなかった私でした。
ですから
『表情を教えるにはどうすればいいのか・・・?』
こんな事を少しづつ考えていくことになりました。