心の絆創膏(3歳3ヶ月)
~ひどい虫さされ(笑)~
3歳年少の初夏をすぎた頃でした。
夏のいや~な虫・・・といえば”蚊”。
息子は汗かきなせいか、人一倍蚊に刺される様子です。
自宅でも公園でも幼稚園でも、どこへ出かけても帰ると10箇所以上の刺され跡を作って帰ってくる様になりました。
とりあえず
・汗はこまめに拭く
・ラベンダーとローズゼラニウムの虫除けスプレー
・刺されたら石鹸で中和
という対策で過ごそうと。
・・・でも、何故か刺されただけで泣くんですよねぇ。。。
~失敗に弱い~
泣く理由を考えてみました。
おそらく『痒み』以上に刺された事そのものへの失敗感と言いますか・・・
例えばケガをして血が出る事も苦手な様で、それらを言わば”失敗”と受け取ってしまいます。息子は痛みには過敏な為か?多動な割にかなりの慎重派な為、あまりケガしません。だから余計にたまに血が出る様な事があると”失敗”と認識して激しく泣いてしまう様です。
蚊に刺された場合、血は出なくても”赤く腫れた刺され跡”が”失敗感”を感じさせる様です。(視覚的な変化に過敏に反応するからかもしれません。)
そこで、あまりにも泣く&掻く為
”絆創膏”を貼ってみました。
すると、それ以来全身の刺され跡全てに絆創膏を貼って欲しいと言う様になりました。
~20枚近く貼った結果・・・~
絆創膏を貼ると、少しは痒みも和らぐのでしょうか・・・?
私自身もやってみましたが、実感としては石鹸で洗い流す方が痒みは抑えられると思います。
痒みに対する効果はあまりない様に感じたのですが、「どうしても貼って欲しい」と強く懇願するので全身絆創膏まみれになりました(笑)
しかもそれは必ず幼稚園の登園前に言い出していましたので、『心のバリアなのかなぁ』と受け止める事にしました。
~頑張る気持ち~
幼稚園が始まり2~3ヶ月程。多くの時間を他人と過ごす中で、それなりにストレスがあるのでしょう。
まだその頃はお友達への関心も非常に薄く、日々の楽しみは”幼稚園の巨大遊具”と”お歌”の様でした。
ですからそれ以外の集団行動や給食やお友達遊びといった活動は逃げ出したい気持ちで一杯だったと思います。(実際、頻繁に教室から逃げ出して職員室へ非難させていただいていた様です。)
そして参観日だとか発表会といった人前に出る行事等も少しづつ始まり、まだ慣れない息子にとっては不安な日々だった様です。
(今はお遊戯が好きになり、模倣が下手なりにも人前に出る行事であってもそれなりに楽しみながら参加させて頂いています。)
でも変化を嫌うこだわりからか、幼稚園を休みたがらず
「幼稚園、行く!」
「ママ、バンドエイド貼るの。(=バンドエイド貼って?)」
という日々でした。
やっぱりそれなりに頑張る気持ちもあっての事だと思います。
だから『がんばりなさい』と絆創膏まみれの息子を送り出す日々でした。
そんな絆創膏まみれもプールが始まるまで続きました。
絆創膏を貼っているとプールには入れないのよ、と説明すると「絆創膏、いらない。」と渋々外す様になりました(笑)
相変わらず虫刺されは酷かったのですが、プールの時間が増えると多少虫刺されも減った様なので一安心した、という出来事でした。