手先のスキルアップ(3歳10ヶ月)
※しばらく更新出来ないままだったこちらのブログですが、”このブログが誰かの笑顔に繋がれば・・・”とふと思う事がありまして、また細々と更新させていただこうかなと思っています。では息子が4歳頃のちぐはぐな発達 ~知的活動と身辺未自立~(3歳10か月)(身辺自立トレーニングなどを通じた子どもの発達への気付き)の続きです。
~やっとスプーンをL字持ち出来る様になりました~
前回の記事で2歳3ヶ月でようやくスプーンを持てたというお話をさせていただきました。そして、出来る様になったとはいえ、まだまだ苦手だった様子もお伝えしたかと思います。
let-me-pick-you-up.hatenablog.com
今日はその後日談などを記録させて下さいね。
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プレスクールのお弁当でスプーンの使い方を丁寧に教えていただけたおかげで2歳3ヶ月にてようやくスプーンの自立を果たせた息子でしたが、実はその持ち方というのがスプーンの上からぎゅっと握る”うわて持ち(上手持ち)”でした。
(この時は本当にプレの先生にはこれ以上もない程の感謝の気持ちで一杯でしたし、ここからは必ず息子と二人で一緒に乗り越えて行こう!と思ったのを強く覚えています。)
そんな息子もスプーン自立から約1年半を経て3歳10ヶ月頃にようやくL字を作って正しく握れる様になったのでした。
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きっかけは特になく、ある日突然の事でした。
嫌にならない程度でたまに正しく持つ様促していたのですが、ちょうどこの頃は身長が伸びた時期でそれと共に指も随分長くなったなぁと感じていたんですね。
だからダメでもまぁいいか、といった軽い気持ちで
「スプーンなんだけど、ちょっとL字で持ってみて?」
と促してみました。
苦手意識が先行して
「僕、Lで持つの苦手だよー。」
と最初は嫌がっていましたが、『あれ?』という表情を何となくみせながらそのままL字持ちして食べ続け、結局正しい持ち方のまま継続&定着した様です。
3歳10ヶ月で・・・正直やっとかぁ(笑)と感じたのを覚えています。
出来る事と出来ない事の差が顕著な頃でした。
普段右で練習しているハズなのに・・・何故か左で持ったりします。多分両利きに近い事が遅れの一因とも思われます。
因みに『お箸は麺を食べるもの』という勝手なこだわりがあり、当時お箸はラーメン等の時にしか使ってくれませんでした・・・(^_^;)*1
~普段の遊び~
幼稚園から帰ると、1時間程は放電タイムでした。
多分色々幼稚園で頑張っている(と本人は思っている様です)ので、帰ったら自分のしたい家での遊びで疲れを放電し、心の充電をしている様です。これは小学生になった今でも変わりません。
(私はその間にお弁当や制服等の洗い物を済ませてしまいます。)
当時は電車やミニカーで遊ぶのが好きでしたが、線路等を作る時間も惜しいのか"ふすまの溝"がレール代わりです(笑)
※今から思えば手先が不器用すぎてレールを組み立てるしんどさが先立っていたのだと思われます。
普段は子どもをこちらの遊びに誘ったり何か一緒に作業したりする様にしていますが、この1時間程はただ子どものしたい遊びに乗る様にしています。
目の前に展開されたおもちゃと空間から、子どもの考えていそうなキーワード
(例えば電車の遊びなら、『踏み切りの音が聞こえそうだね』とか『違う電車がすれ違うと素敵じゃない?』)
をそっと伝えて子どもの想像力を膨らませる手伝いをする様に心がけていましたネ。
こうした声掛けや代弁がいつか息子の心の中に何かを芽生えさせてくれたらいいな、なんて思っていました。
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さて、今日はここまでです。
こうした”手先の発達”や次回お話する予定の”想像力がついてきた様子”などが、言語を操作する能力の向上とどうも連動しているのではないかな?と私自身は考えています。
(それが連動なのか、関連なのか、ただの偶然同時期に起こった事なのかは判別が難しい所ではあります。)
というわけで、次回は想像力のお話の予定です。
*1:似たような発達の方がお近くにいらっしゃる皆さま、ご安心下さい。幼稚園でのご指導や家庭での取り組みを続けているうちに5歳頃にはお箸に対するこだわりもなくなりました。
春の風景 ~自転車通園~(3歳頃~)
さて・・・すっかり更新が滞っておりますが、こちらは何とか過ごしております。
現在小学生になった息子や私たち家族の出来事ですが・・・色々ありすぎてまだ今は言葉にするのが正直難しくって。次々に自分たちの身の回りに起こる出来事が何事なのかも見定められない様な暗中模索の状態です(^^;)
といっても全てが発達障がいに起因する出来事ではないので、いつか整理がついて落ち着いてくれればいいかなと思っています。
~やっておけばよかったかしら・・・~
さて、随分お久しぶりになってしまった振り返りの記事に戻りますね。
息子が3歳頃といえばまだまだ意思疎通の難しい年頃でした。
発話はあるけど深い心のつながりを感じられる会話はまだまだ少なく、私自身もかなり丁寧な接し方をしていた頃です。
それがいつしかすっかり成長し、何となく会話らしき内容になるにつれ私の息子への対応も随分雑になってきました(^^;)
最近はどうもカリカリと怒る事も多くなってしまった私・・・どうしてかな。
はぁ・・・あの頃に戻りたい・・・
という事で、今日はちょっと原点回帰したい気分なので息子が幼稚園頃の回顧録を書き進めたいと思います。
ちなみに以前のブログでも書き漏れた記事ですので、内容が練られていなくてとりとめのない記事になったらすみません(=_=)
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新年度が始まり、お母さんがお子さんを自転車にのせて保育園などに連れて行く様子を見かける事も増えてきました。
その中で特に春先によく見かける風景なのですが、
「いやだ~~~!!!お母さんと一緒にいるーーー!!!」
と自転車に乗りながら登園を渋るお子さんの声。
お子さんの気持ち、言われる側のお母さんの気持ち双方を考えると甘酸っぱく切ない気持ちが胸に込み上げます。
(そうだよねぇ、お母さんと一緒にいたいよね。お母さんもきっと同じ気持ちだよ。。。)
そして断腸の思いで保育園や幼稚園でお別れし、それぞれまた会える夕方まで別々に時間を過ごすわけです。
でも子どもはたくましい。
今いる環境の中で自分の居場所を探し、自分に寄り添ってくれる保育士さん達に愛着を示し、周囲のお友達との関係をも築き始めるのです。
本当はお母さんが一番良いのはわかっているけど、また会える夕方までの身の処し方を少しづつ理解していくのですね。
”もし先述のあのお子さんをまた別の日にみかけたら、笑ってくれてるといいな。”
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で、我が家のやっておけば良かった事ですが、
この自転車の二人乗りです(笑)
うちの子ですが、不安感が強くて結局断念した経緯がありました。
だから幼稚園への登園は園バスか車か公共の交通機関を利用していました。
足がつかない不安感とかバランスのとりにくさとか・・・
今から思えば前庭感覚などの過敏さによる感覚機能の困難さなどに起因していたんだろうなぁと安易に予想されますね。
当時はとにかくパニック!だったので無理強いはしませんでした。
ところが8歳を過ぎた今頃になってこうした不安感が少し楽になってきた感があるんですよね。
もう少し早くに気付いて困難さを緩めてあげられたら良かったな・・・
少し高い目線で風を感じながら流れる風景を楽しませてあげたかったな。
(今はごくごくたまにですが、気が向けば自力で自転車に乗って楽しんでいる様子です。)
笑顔でお母さんの自転車に乗っているお子さんを見かけるといつもこんな事を思っています、というお話でございました。
~固有感覚・前庭感覚への理解~
そうそう、このブログでは感覚過敏や鈍麻さについて多く言及してきました。
最近はこの感覚過敏や鈍麻さについて言及される事も増え、みなさんにもなじみが増えてきたかと思います。
特に聴覚・味覚・触覚・嗅覚・視覚といった五感に関する部分はなんとなくわかりやすいかなと思うんです。
逆にちょっとわかりにくいのが『固有感覚』と『前庭感覚』というこの二つかな?と思います。
私が勉強していた頃に参考にさせていただいた資料やホームページなどを挙げさせていただきますね。(リンクにはしていませんので、気になるページなどは検索してみていただけると幸いです。)
<書籍類>
・『発達障害の子の感覚遊び・運動遊び 感覚統合をいかし、適応力を育てよう1』(木村順 著・講談社・健康ライブラリーシリーズ)
(木村先生の『育てにくい子にはわけがある―感覚統合が教えてくれたもの』(大月書店)なども子どもを理解する上でとても勉強になりました。こちらも挙げさせていただきますね。)
<ホームページ>
社団法人日本自閉症協会奈良県支部主催第7回自閉性障害児者の発達講座講演会
「感覚統合療法の視点で子どもをとらえなおそう」
小寺基晴先生の講演内容をまとめた内容との事だそうですが、私自身が固有覚や前庭感覚といったキーワードに最初に触れたサイトでした。原始反射などから始まり、徐々に発達していく過程を丁寧に見定めていく大切さを知った記事でしたのでご紹介させていただきます。
・広島県立福山特別支援学校 自立活動便り
「前庭感覚」…平成24年度 No.4(平成24年12月21日発行)
「固有覚」 …平成24年度 No.5(平成24年3月19日発行)
※広島県立福山特別支援学校さんのトップページからは過去5年分の閲覧は可能な様ですので、ホームページから直接探す事は難しい場合は検索エンジンから「前庭感覚 固有覚」などの検索ワードで探してみると上位に出てくるかと思います。
・香川県立高松養護学校 肢体不自由児の支援のヒント 支援教育だより
「支援教育だより Part3」
※こちらは香川県立高松養護学校さんのホームページから閲覧する事が出来ます。『ー様々な感覚機能についてー』というテーマで各感覚機能について説明下さっています。
「支援教育だより Part3」だけでなく、他の資料の中にもたくさんのヒントや知恵、子ども達への理解が深まる内容が写真や具体例と一緒に説明下さっているのでとてもわかりやすいですョ。
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ちなみにサブブログで夫がペットボトルの残量がわからない件(不寛容な時代に寛容さを ~他者への理解のまなざしを持つこと~)を書いた事がありますが、福山特別支援学校さんの「自立活動便り 平成24年度 No.5」と高松養護学校さんの「支援教育だより Part3」に同じ内容の説明箇所がありまして、拝読した当時は普段感じていた疑問だっただけにとても納得したものでした。
普段みなさんが生活している中で何も意識せずに出来ている事でさえも、人によってはとても大きな困難である場合がある、という事を知っていただくきっかけになれば幸いです。
目次の代わりに*-*-*各ページへのリンク一覧です
※目次がなかなか出来上がらないので、とりあえず出来た分だけでもUPしておきます。
下記↓にこれまでに書いた記事へのリンクと簡単な内容紹介を記載してみました。今後は随時こちらに加筆していきますので、記事の内容を確認したい場合などにご利用いただけたらと思います。
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(001)引越しして参りました。
(002)子どもを考える毎日。忘れないためにブログに書こうと思います。
(003)子どもの発達障害に気付くまで 1(出生時~生後)生後間もない頃の特徴など
(004)子どもの発達障害に気付くまで 2(生後0~3か月)手形が採れなかった事など
(005)子どもの発達障害に気付くまで 3(生後4か月~9か月)縦抱っこの要求など
(006)子どもの発達障害に気付くまで 4(生後4か月)機能性心雑音のこと
(007)子どもの発達障害に気付くまで 5(生後9か月~1歳)夜中に遊んでしまう件
(008)子どもの発達障害に気付くまで 6(生後1歳~1歳1か月)ひどい癇癪泣きが続いた事
(009)子どもの発達障害に気付くまで 7(生後1歳~1歳1か月)癇癪泣きで病院へ
(010)子どもの発達障害に気付くまで 8(生後1歳1か月~1歳3か月)クレーンの始まり
(011)子どもの発達障害に気付くまで 9(生後1歳3か月~)保健師との面談の事
(012)子どもの発達障害に気付くまで 10(生後1歳4か月~) 偏食から断乳を決行した事
(013)子どもの発達障害に気付くまで 11(生後1歳4か月~1歳6か月)指差し訓練開始
(014)子どもの発達障害に気付くまで 12(生後1歳4か月~1歳5か月)乗り物への興味と音の正体
(015)子どもの発達障害に気付くまで 13(生後1歳5か月)1歳半検診が待てなくて…
(016)子どもの発達障害に気付くまで 14(生後1歳6か月頃)1歳半頃の母子手帳のメモ書き
(017)子どもの発達障害に気付くまで 15(生後1歳6か月~)発達障がいについて知った事
(018)子どもの発達障害に気付くまで 16(生後1歳6か月~)うちの子の特徴や特性など
(019)子どもの発達障害に気付くまで 17(生後1歳6か月~1歳8か月)猛暑・ipad・英語の歌
(020)子どもの発達障害に気付くまで 18(生後1歳6か月~1歳8か月)水たまりで水遊び
(021)子どもの発達障害に気付くまで 19(生後1歳6か月~1歳8か月)酷い夜泣きを考察する
(022)子どもの発達障害に気付くまで 20(生後1歳6か月~1歳8か月)【閲覧にはご注意ください】深刻な睡眠不足、どん底。
(023)子どもの発達障害に気付くまで 21(生後1歳6か月~1歳8か月)小児鍼で癒される
(024)子どもの発達障害に気付くまで 22(生後1歳9か月~)インターナショナルスクールの親子教室へ申し込んだ事
(025)子どもの発達障害に気付くまで 23(生後1歳9か月~)インターナショナルスクールに行ってみた。お天気の歌にハマる。
(026)子どもの発達障害に気付くまで 24(生後1歳9か月~)アンパンマンに興味を示す
(027)子どもの発達障害に気付くまで 25(生後1歳4か月~)夜中の癇癪泣き対応
(028)子どもの発達障害に気付くまで 26(生後1歳9か月~2歳)指示通りが困難だった事
(029)子どもの発達障害に気付くまで 27(生後1歳9か月~2歳)水族館で「ママ、バイバ~イ」
(030)子どもの発達障害に気付くまで 28(生後2歳~)保健センターからの連絡やインターのプレスクール通学を決めた事
(031)子どもの発達障害に気付くまで 29(生後2歳~2歳1か月)指差し代わりにYes/Noの獲得
(032)子どもの発達障害に気付くまで 30(生後2歳~2歳1か月)母、自閉症について学び始める
(033)子どもの発達障害に気付くまで 31(生後2歳~2歳1か月)大人二人がかりでも育児が難しかった事
(034)子どもの発達障害に気付くまで 32(生後2歳~2歳1か月)文字は読めるのに表情は読めない
(035)子どもの発達障害に気付くまで 33(生後2歳2か月~2歳5か月)保健センターへ
(036)子どもの発達障害に気付くまで 34(生後2歳2か月~2歳5か月) 家庭で取り組む事を考える
(037)子どもの発達障害に気付くまで 0(妊娠超初期~出生前)つわりで転倒した事や着床期頃の異常
(038)発達の凸凹への対応 1 ~目標を立てる 編~(2歳2ヶ月~)好きな事で伸ばす
(039)発達の凸凹への対応 2 ~愛着を考える 前編~(2歳2ヶ月~)まずは愛着を育もう
(040)発達の凸凹への対応 2 ~愛着を考える 中編~(2歳2ヶ月~)叱らないで済む様に考えを整理する
(041)発達の凸凹への対応 2 ~愛着を考える 後編~(2歳2ヶ月~)しつけの為に叱る理由を考え直す
(042)発達の凸凹への対応 3 ~スケジュール 編~(2歳2ヶ月~)一日の流れを視覚化してみる
(043)発達の凸凹への対応 3 ~片付けの事など。 環境を整える 前編~(2歳2ヶ月~)片付けを構造から見直してみたこと
(044)発達の凸凹への対応 3 ~片付けの事など。 環境を整える 後編~(2歳2ヶ月~)住環境そのものを見直してみる
(045)感覚過敏・鈍麻への試み 頭皮 編(2歳4ヶ月~) 感覚の困難さ(頭皮)に向き合ってみた
(046)感覚過敏・鈍麻への試み 耳 編(2歳4ヶ月~) 感覚の困難さ(耳)に向き合ってみた
(047)感覚過敏・鈍麻への試み 目・視覚 分析編(2歳4ヶ月~) 感覚の困難さ(見え方)を分析してみた
(048)感覚過敏・鈍麻への試み 口腔内 前編(2歳4ヶ月~)感覚の困難さ(口腔内や食感)に向き合ってみた。主に私の友人のこと
(049)感覚過敏・鈍麻への試み 口腔内 中編(2歳4ヶ月~)感覚の困難さ(口腔内や食感)に向き合ってみた。固形物が食べられない→脱感作マッサージ
(050)感覚過敏・鈍麻への試み 口腔内 後編(2歳4ヶ月~)感覚の困難さ(口腔内や食感)に向き合ってみた。好きな食感や知識を通じて食べることなど。
滞ってます(^^;)スミマセン
お読み下さっている皆様、こんにちは。
諸事情でなかなか更新が出来ない状況が続いております(^^;)
先日「ちょっと熱が・・・」なんて話をサブブログで書かせていただいたのですが、そちらは既に治まっておりまして(^^;)
じゃあなんで?って事なのですが、
実はおかげ様でこのブログ、最初に書いていた別のサイトでのブログの最終記事まで到達したんです~。
「お引っ越しではなく、一つづつ書き直します!」
なんて宣言したものの、一度書いた記事をもう一度書き直すのってやっぱり色々大変な部分もありました(>_<)(フォントが違うとかよく見れば誤記だらけだといった軽微だけど数が多い事から言いたい事が良くわからないなんて致命傷まで(笑))
結局ほぼ最初のブログを作った期間と同じくらいの時間がかかってしまう程大変だったなぁと感じながらも「誰かが読んでくれているのかな~」なんて妄想に気持ちを後押しされながらなんとか続けられました。
さて、ここからの記事は昔のブログでは現在の事として書いていた当時の出来事をまとめていくという新しい段階に入る事が出来ました\(^o^)/
読み返して特筆すべき内容をまとめていきたいなと思っています。
それに先立って、別作業に取り掛からせていただいています。
記事が増えてきたのでこちらのブログのTOPページに目次がわりの様な全記事へのリンクを貼り付けたページを作成中なんです。
が・・・これが結構時間がかかってしまっております(T_T)もう少々お時間をいただけたらと思います。
何とか元気に過ごしています、という近況のご報告でした(^^;)
ちぐはぐな発達 ~知的活動と身辺未自立~(3歳10か月)
3歳10ヶ月頃の息子の発達の様子についての振り返りです。
得意な事と苦手な事が今以上に顕著だった頃の様子です。
~天体(太陽系)へのあこがれ・理解~
4歳を目前に控えた当時、息子は相変わらず天体が好きでした。
相変わらずというのは、幼稚園の前に通っていたインターナショナルスクールのプレ教室で教えてもらって以来ずっと・・・という事なんですね。
その記憶がよほど鮮明だったのか、耳鼻科の帰りなんかに通っていたスクールの前を通ると、
「僕、Planets(天体)が好き。あそこで教えてもらったね。」
と太陽系の天体について教えてもらった事を思い出し話し始めるのです。
スクールでは太陽+月+惑星(+冥王星)についてまでは英語で教えていただいたそうで、プレを卒業した後は絵本や科学系の雑誌を自分で読み、木星や一番好きな土星の衛星に対する知識を更に覚えていきました。
当時は図書館で借りてくる本や口ずさむ歌も太陽系に関するものばかりでした(笑)
~身辺自立が進まない~
知識に対する強い要求の一方、身辺自立については気がかりでした。
いつまでたっても身辺自立しないのです。
スプーンはプレで一生懸命教えていただいて2歳3ヶ月でやっと使える様になった訳ですが、でも最初に苦手だった事って・・・やっぱりいつまでも苦手意識がある様です。(きっと体幹の弱さとか手と目を連動させて動かす協調機能が苦手だからで、何年もかけて取り組んでいかなくちゃいけない事なのでしょう。)
だから家では
「ママやって?」
と。*1
その他にも服の着脱、トイレ、歯磨き、、、
「天体より自分の事自分で出来る子の方がカッコいいよ?」
と、焦る気持ちからつい言ってしまっていました。
そして口にした事を反省。
天秤にかけてはいけない事とは理解しています。
好きな事を否定しては可哀想だとも思います。
でも自立する気持ちや姿勢が少しでも見えれば私の不安感も払拭される気がしますが
自分で何とかしようという気持ちが見えなくて子どもを責めてしまっていました
夜10時を越えてもまだ寝ずに遊び続け、寝る準備をする姿勢も見えなくて、当時はよく叱っておりました。
そんな時です。
「ごめんなさい、もうしません。」
怒られた時の反省の言葉、どこかでおぼえたのでしょう。
反射的に出たその言葉に、私は戸惑いました。
怒られた理由はきっとわかっていないはずだと思ったからです。
(半ば私もいつまでも身辺自立しないのでは?という気持ちから感情的に怒ってしまった事でしたから。)
理由もわからないのに、私の表情や声色で怒られたと感じたのか・・・
そう思うと切なくなりました。
少し、身辺自立のやり方を再検討して、怒らず接する事やもっと明確な長期的目標を立てようと思いました。
出来ない事を子どものせいにして𠮟りつけるだけではこの子は育たない事は百も承知でしたから。
その為には、目で見ていない事が多い服の脱ぎ着には鏡を利用してみたり、手順書をイラスト付きで描いてみるなどの工夫をしてみる事にしました。
*1:今から思えば要求が出てきたと喜んであげればよかったのですけれど、当時はその余裕もありませんでした。